日本国際貿易投資研究所チーフエコノミストの江原規由氏は、「一般的に言えば、米国の中間選挙に、トランプ氏にとっての一つの人気取りという側面があることは否定できない。アメリカファーストではなく、トランプ氏ファーストだと感じる」との見方を示しています。
また、江原氏は「米国の企業は中国にも投資している。(貿易摩擦は)そうした企業にも影響を与えるだろう。米国民の消費する商品も値上がりしている。そうなると、企業の利益は下がり、米国民の生活も影響を受ける」と話しています。
経済大国の貿易摩擦はグローバルな経済に必ず影響を及ぼします。双方の貿易摩擦が長く続けば、あらゆる国がその影響を受けるでしょう。
江原氏は、「貿易摩擦のエスカレートを避けるためには、中米間が交渉を行い、譲り合うこと必要だ」としています。その上で、「実力ある国として、中国は今の局面を乗り越えられる」と示しています。(殷、謙)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |