パレスチナのアッバス大統領は27日、ヨルダン川西岸のラマラで、「米国とイスラエルの妨害により、パレスチナ・イスラエル和平プロセスは行き詰った」と非難しました。
これは、アッバス大統領がこの日に大統領府でモロッコのナッセール・ブリタ外交・協力大臣と会談した後で、プレスコミュニケで明らかにしたものです。アッバス大統領はその中で、「米国のエルサレムの地位に対する不適切な態度およびイスラエルのパレスチナに対するみだりな侵犯が、パレスチナ・イスラエル和平プロセスを窮地に追い込んだ」と指摘しています。
アッバス大統領はまた、パレスチナ問題国際会議の招集、パレスチナ・イスラエル問題の解決に向けた国際的メカニズムの設立、および1967年に定めた国境線を基礎に、東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国の建設を支持するよう呼びかけました。
さらに、アラブ国家がパレスチナ人民を支持する重要性を強調し、パレスチナ問題、特にエルサレムの位置付けに関する統一した立場をアラブ世界に呼びかけています。(怡康、謙)
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