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李総理「米国は理性的な態度で貿易摩擦を解決すべき」

2018-03-28 10:27:31     cri    
 李克強総理は27日、米国のスティーブン・ダイネス上院議員が率いる訪中代表団と北京で会談しました。李総理は「貿易戦争を起こせば、問題は解決できない。中国は対話による問題解決に取り組んでおり、十分な準備をした。米国には、理性的な態度を持って中国と向き合って進むことを望む」と述べました。

 また、李総理は「両国は国交樹立以来、困難を共に切り抜け、未来に向かって発展している。習近平主席とトランプ大統領は数回にわたって会合し、両国関係と協力をめぐって合意に達した。米国議会には、プラスの役割を果たし、中米関係の政治と民意の基礎を共に維持してほしい」と求めました。

 このほど、中米間に貿易摩擦が生じており、双方が貿易戦争を起こそうとしているとの議論が相次いでいます。これについて李総理は「貿易摩擦の解決のために貿易戦争という手段を選ぶことは、理性的でも実務的でもない。商業の基本ルールにふさわしくない」と指摘しました。

 さらに、李総理は「中米経済は相互補完性が強く、協力の規模が拡大し続けているため、摩擦や食い違いは避けられない。一部には長い歴史を持つ問題もあり、その解決には時間が必要だ。米国側が理性的な態度を持つことは両国、ひいては世界にとって有益なことだ」と強調しました。

 一方で、ダイネス上院議員らは「米中関係は世界で最も重要な両国関係の一つであり、両国には衝突を起こす理由はない。米国議会は互恵ウィンウィンの形で両国の経済貿易摩擦を解決し、米中関係の発展の成果を両国民に与え続けることを願っている」と話しました。(殷、謙)

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