中国と韓国による自由貿易協定（FTA）の交渉会合が22日、韓国のソウルで開催されました。中国からは王受文商務部副部長、韓国からは金栄三（キム・ヨンサム）産業通商資源部貿易投資室長をはじめとする交渉関係者がそれぞれ出席しました。

　双方は中韓自由貿易協定の第一段階の実施状況について一致し、協定規定に基づいて、サービスの自由化方式、投資に関するルールの策定について議論し、協商を通じて『中韓自由貿易協定第二段階交渉職責範囲書類』を確定します。

　また、次のステップとして、双方は両国指導者層の重要コンセンサスを着実なものにし、中韓自由貿易協定の第二段階の交渉会合を積極的に推進させ、互恵ウィンウィン協定の達成を推し進め、両国の貿易投資協力レベルを絶えず高めていきます。

　中国と韓国の自由貿易協定は2015年12月20日に正式に発効し、関税の削減を実現しました。協定を実施してからの2年間で、すでに4回の関税削減を実施し、現在双方のゼロ関税商品は貿易額の50%をカバーしています。2017年の中韓の貿易額は2802億6千万ドルに達し、前の年度に比べて10.9%増加しました。（雲莎、星）