新華社は22日、李克強総理が国務院を代表して第13期全国人民代表大会第1回会議で行った「政府活動報告」を全文で発表しました。20日の第13期全人代第1回会議では「政府活動報告」に関する決議を採択し、この報告を認可しました。

　「政府活動報告」は、「一、これまでの5年間の活動の振り返り」、「二、今年の経済、社会発展の全体の要求と政策方針」、「三、今年の政府活動への提案」という3つの部分から構成されています。

　この報告では、「今年の発展の主要目標として、国内総生産（GDP）が約6.5％成長すること。消費者物価指数（CPI）が約3％成長すること。都市部の新規雇用を1100万人以上にして、調査失業率を5.5％以内、登録失業率を4.5％以内に抑制すること。住民の収入と経済が基本的に同時に成長すること。輸出入が安定して良い方向へ進み、国際収支のバランスが基本的にとれていること。GDP当たりのエネルギー消費量を3％以上減少させ、主要汚染物の排出量が引き続き減少すること。供給側構造性改革が実質的な進展を収め、マクロ負債比率が基本的に安定し、各種リスクを秩序的、効果的に予防すること」などが打ち出されています。（玉華、星）