ロシアのプーチン大統領は19日、「ロシアは政治外交手段を通じた紛争の解決に取り組んでいく」と改めて強調しました。

　プーチン大統領は同日、クレムリンで大統領選に立候補していた他の候補者との面会に際し、「ロシアは政治外交手段を通じた外国のパートナーとの係争の解決に取り組んでいくが、それと同時に、国益を守るために戦うこともある」との考えを示しました。

　また、「ロシア政府は今後も引き続き軍事力の強化に力を入れるものの、軍備競争に巻き込まれるつもりはない。また、ロシアは2018年から2019年にかけて国防費の削減を計画しているが、これは軍事力の縮減を意味するものではない」と述べました。

　プーチン大統領は「国内問題の解決が次期政権の活動の重点だ」とし、「経済成長率を保ち、イノベーションによる経済成長を促し、医療や教育、科学、インフラに関わる具体的な問題を解決した上で、国民の福祉の向上に力を入れていく」と強調しました。（ZHL、む）