全人代では、企業のモデルチェンジやグレードアップに向けての提案が相次ぎました。「技術革新を進めて、ビッグデータやクラウド、人工知能などを活用して質の高い発展を実現させていく」との見解が示されています。
乳製品の生産消費大国である中国は、数年前に品質問題が発生し、国産の乳製品の消費が減少して、各メーカーが苦境に陥りました。しかし現在は状況が変わっています。業界データによりますと、去年、国産品は全面的に成長し、トータルで売上高が8%増加しました。全人代に出席している飛鶴乳業の冷友斌社長は、「乳製品業者がモデルチェンジやグレードアップを果たすには、技術の革新で品質を向上させる必要がある」と述べました。
また、鉄鋼について、中国は世界最大の生産国ですが、一部の高品質な品目は輸入に依存しています。これについて、全人代に出席している中国科学院瀋陽分院の韓恩厚院長は、「技術革新によって従来型の産業を改善すべきだ。レアアースを鉄鋼の製造に取り入れてレアアース鋼を開発するなど、技術革新で企業が成長を果たした例もある」と語りました。(玉華、森)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |