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中国の宇宙事業、世界最先端を目指す

2018-03-16 14:26:06     cri    


 中国宇宙飛行科学技術グループ(CASC)によりますと、今年は地球測位システム(BDS)の構築に向けての観測衛星「北斗」や、月面探査機「嫦娥4号」を打ち上げるほか、超高感度の地球観測衛星や通信衛星などを打ち上げる予定であり、運搬ロケット「長征」の打ち上げ利用回数を36回とするとのことです。先月には、「北斗」2台を搭載したC型ロケットの「長征3号」が打ち上げられました。

 また、これまでの25年間で、宇宙船の回収、船外活動、ドッキングなどの有人宇宙飛行に関する作業を実施しています。

 そして去年は、初めての無人宇宙貨物船「天舟1号」を打ち上げ、実験モジュールの「天宮2号」にドッキングしました。

 また、中国初の宇宙ステーションの開発も進められています。船室の重さはそれぞれ20トン以上で、開発はプロトタイプモデル(PM)の段階に入っており、そのうちコール・モジュールの開発は今年にフライトモデル(FM)の段階に入り、再来年ごろに打ち上げられる予定です。

 そして現在、大型ロケット用の500トン級エンジンの開発に全力が費やされており、2030年に打ち上げられると見られています。

 一方、人工衛星の民間利用については、1月に、浙江省の県の名前をとった「徳清1号」という観測衛星が打ち上げられました。この県の周辺部に対してデータを提供するもので、中国の宇宙ビジネスで画期的な出来事になります。

 CASCの高紅衛会長は、「中国の宇宙事業は、2035年ごろに先進国のレベルに達し、2050年ごろには世界のトップレベルに届くだろう」と予測しています。

 (ジョウ、森)

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