ここ数日にわたり、ロシアの元二重スパイであるスクリバリ氏が英国で暗殺されかかった事件をきっかけとした英露の外交問題がなお尾を引いています。現地時間の14日午後、国連安全保障理事会でもこの問題に関する緊急会議が招集され、事件についての審議が行われました。

　陸報道官は記者会見の場で、この問題に関する質問を行った記者に答える形で、「関係各サイドは事実に基づき、実際の事件の脈絡の整理を中心に、国連憲章と関連国際法の宗旨原則に厳格に則る形で、相互尊重、平等交渉の原則の下、対話と交渉を通じて齟齬の解決に当たってほしい。ロシアと英国は世界でも大きな影響力を持つ二つの重要な国家であり、共に国連安保理の常任理事国でもある。安保理常任理事国同士がコミュニケーションと協力関係を保つことの重要性からも、両国には現在直面している問題についても対話による善処を期待している」と述べました。（RYU、む）