外務省の陸慷報道官は14日、北京で行われた定例記者会見で、「経済協力は片方だけ成長し、相手が弱くなる競争でもなければ、勝負を競うゼロサムゲームでもない。中米貿易協力の本質は互恵共栄だ」と強調しました。
この日の記者会見で記者から寄せられた「米国が、科学技術や電信業界をメインとした600億ドル相当の中国製商品に対して関税を徴収する動きがあると報じられているが、中国はそれを懸念しているか、また報復措置を考えているか」との質問に対して、陸報道官は「中国はあらゆる一方的な保護貿易主義に断固反対すると、これまでに重ねて表明している。もし、米国が最終的に中国の利益を損なう行動を取るならば、中国は必ずや正当な権益を守る行動に出ることになる」と述べました。そのうえで、「米国との経済貿易協力の本質は互恵共栄だ。この40年間、両国の経済貿易関係の発展は、両国の国民と企業に目に見える利益をもたらしてきた。世界の二大経済国として、経済貿易協力で一部に齟齬や摩擦が生じることは、普通のことだ。建設的な方法でこれらの齟齬をコントロールするとともに、協力の成果をより大きくして行き、双方の重点的関心事に適切に対処し、両国の経済貿易の穏やかで健全な発展を推進していくことが重要だ」と強調しました。(朱、む)
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