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<全人代>金融リスク防止へ対策を求める要望が相次ぐ

2018-03-09 14:59:45     cri    

 第13期全国人民代表大会(全人代)第1回会議で審議されている「政府活動報告」では、重大なリスクの防止や解消に向けた取り組みを進めると強調されています。これについて、多くの全人代出席者や政治協商会議委員が、税制や金融体制の改革を進めて、リスクの発生を防ぐベースラインを守るべきだと表明しています。

 また、「政府活動報告」では、地方政府の債務リスクの防止や解消に向けて、違法な負債や担保などを禁止し、すでにある債務を適切に処置することとしています。

 なお、肖捷財政相の発表によりますと、中国政府の負債率は去年末の時点で36.2%で、国際的に警戒ラインとされている60%を下回っており、またほかの主要国や新興国よりも低いということです。

 さらに、「政府活動報告」では、不法な資金集めや金融詐欺などを厳しく取り締まるとしています。これについて、中国の大手インターネット会社「騰訊(テンセント)」の最高責任者で、全人代に出席している馬化騰氏は、「こうしたリスクを防ぐには、多くの機関が連携して対策を取り、問題をレベル別に対応していく制度を作って、技術的に監督や管理を強化すべきだ」との見方を示しました。

 このほか、多くの出席者や委員から、「影の銀行(シャドーバンキング)」やインターネット金融などへの管理の強化を求める声も寄せられました。(鵬、森)

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