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<全人代>外相会見、王毅外相が国内外記者の質問に答える(抜粋)

2018-03-08 16:24:31     cri    

1、朝鮮半島情勢について

 朝鮮半島情勢についてのロイター通信記者からの質問に対し、王毅外相は、「中国側が提案した『ダブル・フリーズ』のイニシアチブは症状に合ったよい処方で、南北関係改善に最も基本的な情勢を整えたと、事実が証明している。半島情勢を再び平和の軌道に、半島核問題を再び対話の軌道に乗せる。トンネルの向こうから明かりが仄かに見えてきたが、進路は順風満帆なはずはない。今はまた各国が本気で半島核問題を解決しようかどうかが試される時が来た。平和は追求すべき、チャンスは掴むべし」と答えました。

2、中米関係について

 王毅外相は記者の質問に対し、「中米で競争あってもいいが、ライバルになる必要はなく、それよりパートナーになるのが大切だ。中国が発展すればするほど、世界に貢献できる。貿易戦争が問題解決の正しい道になった試しはない。特にグローバル化の今日に至って、貿易戦争を選ぶことはなおさら処方間違え、『自他共損』になるだけだ」と述べました。

3、地域ホットイシューへの中国の建設的介入

 地域ホットイシューへの中国の建設的介入に関する記者の質問に対し、王毅外相は、「ホットイシューの解決に向ける中国のコミットメントには鮮明な中国の特色があり、『為すことも、なさざることもある』ということを終始堅持している。まとめれば特色は三点、平和的、正統的、建設的だ」と答えました。

4、中ロ関係について

 中ロ関係について、王毅外相は「ロシアの国民は再び正しい選択をすると信じている。中ロ包括的・戦略的協力パートナーシップは『泰山のように安定している(安如泰山)』。中ロ協力の深化には限りがなく、中ロ関係に『最高』はなく、常に『最高』よりも上を目指す」と述べました。

5、「中国脅威論」について

 いわゆる『中国脅威論』についての記者からの質問に対し、王毅外相は「中国の持続的発展により、『中国崩壊論』の方は先に自ずと崩壊し、国際社会の笑い種になってしまった。一方、『中国脅威論』の方は新たな翻刻が現れているが、ますます人心が得られなくなっている。いわゆる『中国脅威論』はもうやめるべきだ」と答えました。

6、「一帯一路」について

 「一帯一路」の構築について、王毅外相は「『一帯一路』は中国が提出した開かれた透明なイニチアチブで、共に討議し、共に建設し、共に享受することは、これを推進するためのゴールデンルールだ。すべてが開かれた環境で運ばれている。特定の国による一強状態ではなく、各参加国が平等に参考している。ブラックボックスでのやり取りではなく、公開性・透明性が堅持されている。勝者総取りではなく、互恵・ウィンウィンを追求している」と述べました。

 王外相はまた「昨年5月に開かれた『一帯一路』国際協力サミットフォーラムに140以上の国からの代表が出席したことは、国際社会が『一帯一路』に投じた『信任票』と『賛成票』である。『一帯一路』は、グローバルな公共財である以上、当然国際ルールを守らなければならない。国際協力プラットフォームである以上、もちろん市場の法則に従って運営しなければならない。我々は、各国が『一帯一路』にアドバイスし、共に『一帯一路』を建設、推進していくことを心から歓迎する。各国のインフラというハードウェア面の相互連結強化だけでなく、政策、規則、基準というソフトウェア面の相互連結も行い、この『一帯一路』を、一般民衆に親しまれるとともに、スタンダードも高いもの、収益が高いとともに、質も高いもの、中国が裨益すると共に、世界にも幸福をもたらすものにしていきたい」と述べました。

7、中国外交が国内の発展をサポート

 王毅外相は記者の質問に対し「新時代中国の特色ある大国外交を推進するには、対外事業の『前衛』になると同時に、国内の発展をサポートする『実行者』にもなるべきだ」と述べました。

8、中国とASEAN諸国のCOC協議について

 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国のCOC協議に関する記者からの質問に対し、王毅外相は「南海の平和と安定を守る中国は決意が揺るぎないもので、誠意が終始変わらずにある。われわれが南海問題に対応する立脚点は、中国人民、歴史的事実、地域の平和、国際法治に責任を持つところにある。このような盤石の立場は一貫している」と答えました。

9、中国・アフリカ関係について

 中国・アフリカ関係に関する記者の質問に対し、王毅外相は「世界がいかに変えようと、中国とアフリカの深い友情は確固不抜で、アフリカに対する『真実親誠』理念も変わらない。人類運命共同体を共に構築するにあたって、アフリカの兄弟と姉妹が引き続き中国発展の高速列車への乗車を歓迎する。中国・アフリカ協力がより高く、より遠く飛べるように、『一帯一路』という力強い翼をつけていく」と答えました。

10、中日関係について

 中日関係に関する質問に対し、王毅外相は「日本側が躊躇ったり、ぶり返したり、逆戻りしたりすることなく、中国の発展を客観的に捉えて認めさえすれば、中国側としては日本側と歩み寄り、ともに中日関係を健全かつ安定した発展の軌道に戻していく用意がある」と答えました。

 さらに、「『初心を忘れないでいればこそ、これを貫徹できる』。過去を引き継ぎ、未来を切り開く歴史的な時点に当たって、日本側において、政治では信用を重んじ、行動ではルールに則って、しっかりと両国関係の政治的基礎を守っていただき、そして『互いにパートナーであり、互いに脅威とならない』との政治的コンセンサスを実際に移していくように望んでいる」と期待を寄せました。

11、インド太平洋戦略について

 王毅外相は記者の質問に対し「この世界に、様々な話題が次々と現れ、度々新しい形に変貌している。まるで太平洋とインド洋の波しぶきのように、一時に人目を奪うが、瞬く間にしじまに帰ってしまう。今日において、冷戦を再び引き起こすのはすでに時代錯誤で、対抗するための小さいグループを作るのにもはやだれも関心がない」と述べました。

12、中国・インド関係について

 王毅外相は記者の質問に対し「竜である中国と象であるインドが争うのではなく、ともに舞うこと。中国とインドの1プラス1は2だけではなく、11にもなる。中印間に差し迫っている課題は相互信頼。政治的相互信頼が立てば、ヒマラヤ山脈でも互いの友好交流の強化をとめることはできなく、相互信頼に欠ければ、見渡す限りの平野でも双方は歩み寄ることはできない」と述べました。

13、領事保護について

 領事の保護に関する記者からの質問に対し、王毅外相は「領事保護は人民の利益に関わり、一つ一つの家庭の幸福に繋がることだ。外交部として、領事保護をしっかり行うのは当たり前の責任だ」と述べた後、「予防は最良の保護である。昨年、外交部は合計1000件以上の各種海外安全情報を発信し、多くのリスクを国民が出国する前に解消させた」と答えました。

14、上海協力機構青島首脳会議について

 6月に開催される上海協力機構(SCO)青島首脳会議について、王毅外相は「上海協力機構首脳会議が再び中国で開催されることを歓迎し、青島からの再出発に期待する」と述べました。

15、中国・ラテンアメリカ関係について

 王毅外相は記者の質問に対し「中国・ラテンアメリカ諸国の協力は発展途上国同士の助け合いと支え合いであり、誰かに対するものでも、取って代わるものでもないし、誰かのチーズを動かそうとするつもりもない」と述べました。

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