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習近平氏、少数民族居住地の代表にメッセージ

2018-03-07 13:43:48     cri    

 第13期全国人民代表大会の初日である5日、『政府活動報告』の発表の後、初めての代表団による審議が行われた。習近平総書記は予定通り内蒙古代表団の審議に参加した。

 習氏は初めて、内蒙古で選挙を行ったことに触れた。「第13期全人代の代表を選ぶ段階で、共産党中央は、中央の指導者は革命の発祥地や少数民族の居住地域、辺境地、貧困地域など経済的に遅れている場所で選挙に参加するべきだと提示した。今回、内蒙古を選んだのは、少数民族の住む辺境地を重視し、後進地域の発展を加速させるという共産党中央の決意、貧困脱出への決心などを示すものだ」と説明した。

 本籍や以前の勤務先、もしくは今の勤務先で参選するというこれまでの方法と比べて、今大会は共産党と国家指導者が参選した部門が大きく変わった。

 習総書記は、これからの5年間、内蒙古の代表たちと「両会議で会おう」と約束した。この最高指導者はだいぶ前から、いわゆる革命発祥地や少数民族の居住地域、辺境地、貧困地域に注目していたのだ。過去の両会議のスケジュールを見てもわかる。

 ――2013年 チベット代表団の審議に参加

 ――2014年 少数民族界委員聯合グループ会議、貴州代表団の審議に参加

 ――2015年 江西・広西代表団の審議に参加

 ――2016年 湖南・青海代表団の審議に参加

 ――2017年 四川・新疆代表団の審議に参加

 内蒙古自治区フフホト市共産党委員会書記の馮玉臻氏は、「我々は使命に恥じず、職務を担い、しっかり仕事して、総書記を安心させ、住民を満足させる」と語っている。

 新時代に入って、内蒙古は貧困脱出、モデルチェンジ・グレードアップ、エコ発展という道を歩み始めた。しかし、先ごろ発表された去年の経済状況を見ると、内蒙古のGDP成長率は4%で、全国平均の6.9%を下回っている。内蒙古の発展における難題について、総書記は審議の場で効力のある策を紹介した。「羊、石炭、レアアース、天然ガスだけではダメ。新産業、新エネルギー、新成長を伸ばすべきだ」と指摘した。

 いかにして質の高い経済成長を果たすか、総書記はポイントを説明した。

 ――実体経済をより強く、より優れたものに

 ――多様化された発展を構築し、多方面で現代の産業システムをサポート

 ――現代のエネルギー経済をうまく発展させる

 ――現代の装備製造業と新興産業を発展させる

 ――北部への開放へ国家がトーチカのような役割を果たす

 ――祖国の北部辺境地域で万里のグリーンの長城を構築


総書記は再び民族団結に触れた。助け合いだ。

 2時間以上の審議で、総書記が数回にわたって触れた「家園」という言葉が印象深かった。「多くの農民と牧畜民が暮らしている故郷の環境を改善し、各民族が共通の精神の故郷を作り出すべきだ」と話した。

 審議の場で再び、貧困脱出の正念場に関する話題が出た。習氏は「小康社会(いくらかゆとりのある社会)の目標が全面的に達成したと判断する基準は、農村部で貧困人口と貧困県がすべて解消することだ」と強調した。

 内蒙古自治区赤峰市共産党委員会副書記の孟憲東氏は「総書記と共に国の政策を討議できて感動し、誇りに思う。赤峰市の貧困脱出の取り組み方法や考えを説明したが、総書記の返事が得られた。総書記の重要な思想は、今の基準における貧困脱出が大切であり、基準を下げてはならず、逆に基準を高めて注目を浴びるようなやり方もいけない。こうした条件は、貧困脱出問題に対する党と政府の積極的で事実に基づき真実を求める態度によるものだ」と述べた。

 内蒙古自治区エジン旗共産党委員会書記の孟和は「総書記は、内蒙古の発展について具体的な条件を打ち出した。それは、質の高い経済成長、貧困脱出、民族の団結、辺境地の安定を着実に推し進めることだ。帰ったら実行に移していく」と話した。(殷、森)
(中国国際放送局記者:丁寧、呉倩 )

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