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ドキュメンタリー映画『二十二』が第三回ドイツ中国映画祭に登場

2018-03-06 15:39:08     cri    

 第三回ドイツ中国映画祭が現地時間2日から6日にかけて開催され、計11部の2017年の優秀中国語映画作品がそれぞれフランクフルトとデュッセルドルフで上映されることになりました。

 上映作品には、中国で生き続ける元「慰安婦」たちの現状に迫った郭柯(グォ・クー)監督の長編ドキュメンタリー映画『二十二(TWENTY TWO)』が含まれています。

 映画上映後の記者会見で、郭監督は「『慰安婦』という言葉を使う際には、必ず二重括弧をつけなければならない。日本語の意味では自発的な意味を含まれているが、実際には、これらの老人たちは強制的に性奴隷となった被害者だ。だから、『慰安婦』というより『慰安婦』制度の被害者というほうが正確だ」と述べました。

 さらに、郭監督は「映画『二十二』は非常に平凡な老人らの老後の生活について撮ったものだ。彼女たちは70年前に大きな災難を経験したが、老後になった今は穏やかな生活を送っている。私たちは彼女たちの人生の後輩として、彼女たちの真実の生活を観客の皆さんに届けたかっただけだ。こういう感動は暖かいもので、胸の張り裂けるような恨みや苦痛ではない。そして、このような暖かさの方が、我々の心の中に長く残ると考えている」と述べました。

 ドイツの映画観客は「映画『二十二』はとても優秀な作品で、予想とは全然違うものだった。最も印象深かったのは映画が叙事的な手法をとっていることで、優しく、感情を抑えたカメラワークからは、老人らへの尊重が感じられた」と語りました。(雲、む)

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