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外国人人材ビザ制度が3月1日より中国全土で実施スタート

2018-03-05 10:51:23     cri    

 中国国家外国専家局はこのほど中国全土において3月1日より「外国人人材ビザ制度実施弁法」の実施をスタートすることを明らかにした。人民日報が伝えた。

 これまでの条例と比較すると、今回の新制度は具体的に以下の4つの特徴を備えている。

1.これまでで最長となる有効期限

 同制度では5年または10年間有効なマルチビザの発行が可能となる。

2.これまでで最長となる滞在期限

 1回の滞在につき、最長で180日間の滞在が可能となっており、現在発行されているビザの中で1回の滞在期限が最長のビザとなる。

3.これまでで最短の手続き日数

 申請条件の確認はわずか5営業日で完了し、確認作業完了後、翌日には申請者本人及び配偶者のビザが発行される。就業許可手続きもわずか3営業日で取得が可能となっている。

4.これまでで最も優遇されている手続き費用

 申請者本人とその家族のビザ申請費用と特急手続き費用が免除される。

 雲南省外国専家局は3月1日、初の「外国ハイレベル人材確認書」をタイ国籍の外国ハイレベル人材であるMetha Wanapatさんに発行した。彼は雲南省にしばしば学術交流と指導のため訪れており、今回の申請で有効期限10年間のマルチビザを取得。彼は、「新しいビザ制度により、出入国が便利となり、ますます多くの優秀な外国籍の人材が雲南省に交流のため赴くようになるだろう」との見方を示した。

 1月1日付で「外国人人材ビザ制度実施弁法」はすでに第一陣となる北京や上海、天津、広東といった省市で実施がスタートしている。実施から2ヶ月が経ち、同制度は外国人ハイレベル人材や中国国内の雇用先から評価されている。(編集TG)

「人民網日本語版」2018年3月4日

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