西昌衛星発射センターは2月12日13時3分、運搬ロケット「長征3号乙」と「遠征1号」上段ロケットによる「1ロケット2衛星」方式で「北斗」ナビゲーション衛星の第28基目と第29基目を打ち上げることに成功しました。

　両衛星は中国の「北斗」3号プロジェクトにおけるグローバルネットワーク衛星の第5基、第6基にあたります。両衛星は3時間にわたる飛行を経て所期の周回軌道に入り、総合テストと評価試験を行い、これまでに打ち上げられた4基の「北斗3号」ナビゲーション衛星とネットワークして運用されることになります。

　今回打ち上げられた「北斗」ナビゲーション衛星と運搬ロケット「長征3号乙」、「遠征1号」は、中国航空科学技術集団傘下の中国宇宙技術研究院と中国運搬ロケット技術研究院がそれぞれ研究開発したものです。今回の飛行は「長征」シリーズロケットの267回目の飛行に当たります。（hj　む）