パレスチナ政府は6日、政治や統制、経済、安全面などについてイスラエルとの関係を断絶するための閣僚級委員会を設置したと発表しました。

　パレスチナ政府はこの日、コミュニケを発表し、新たな委員会がイスラエル政府と断絶するための具体的な措置を検討し始めていると明らかにしました。また、現在流通している通貨「イスラエル・シェケル」を他の通貨に変更するか、あるいは自ら通貨を発行するかを検討する別の委員会を立ち上げたとのことです。

　また、コミュニケでは「これらの措置は、政治や経済などでイスラエルによるコントロールから離脱し、アラブ諸国やイスラム諸国、そして欧州連合（EU）など友好国との関係の緊密化が進むことになる」と述べられています。（鵬、森）