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アウシュヴィッツ強制収容所、解放73周年で追悼式典

2018-01-28 15:29:21     cri    

 ポーランド政府は27日、南部の町アウシュヴィッツでナチス強制収容所の解放73周年を記念する式典を行いました。ポーランドのモラヴィエツキ首相、シドゥウォ副首相およびイスラエルとロシアのポーランド駐在大使らが出席しました。

 モラヴィエツキ首相は式典の演説の中で、「アウシュヴィッツ強制収容所に収監された人々は自分の名前を失い、命も失い、残ったのは体に入れ墨された収容所の番号だけだった。ここでは、悪魔がそのもっとも醜い面構えを見せていた。当時、ここに人権はなく、その概念すらもなかった」と演説しました。

 式典ではまた、収容所の生存者であるカラクルスカさんが自らの体験を語りました。それによりますと、彼女はガス室に送られそうになる体験を2回経験し、一回目の時は収監される前に飲み込んでいたダイヤモンドを賄賂として門番に渡すことで難を逃れ、2回目は石炭ストーブの中に2時間隠れ続けて一命を取り留めたということです。

 ナチスドイツが1940年にポーランドで作ったアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所は、ポーランド国内最大の強制収容所でした。ここにはポーランド人を含む、多くの国の人々が収監され、その大部分がユダヤ人でした。ここでは少なくとも110万人が殺害された記録が残っています。1945年1月27日、ソ連軍により、同収容所は解放されました。

 2005年11月1日、第60回国連総会は104カ国が共同で提出した決議草案を全会一致で採択して、毎年1月27日を「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に指定しました。(Yan、謙)

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