アフガニスタンの首都カブールで27日に自爆テロが発生したことを受けて、国連のグテーレス事務総長は同日、これを非難する声明を発表しました。

　声明は、「民衆に対する無差別攻撃は人権と国際人道法を侵害する行為である。犯人は必ず追及される」としています。グテーレス事務総長はまた、犠牲者の遺族に慰問の意を表すとともに、負傷者の早期回復を祈り、アフガニスタン政府と国民への激励を伝えました。

　今回の事件はカブール市中心部で発生したもので、自動車爆弾を使った自爆テロにより、少なくとも95人が死亡、163人が負傷しました。重傷者がいるため、死亡者数は今後さらに増える可能性があります。事件後に、反政府勢力タリバンが犯行声明を出しました。

　タリバンは20日にも、カブール市内のインターコンチネンタルホテルでテロを実施し、外国人14人を含む少なくとも22人が死亡しています。今回の事件で、タリバンによってこの1月に引き起こされたテロ事件は2件目となりました。（殷、謙）