江西省南部の贛州市で、ネーブルオレンジを活用した町おこしが進められています。同市のネーブルオレンジの栽培農家は、インターネット技術と電子商取引を活用した販売促進を行っています。
同市信豊県で農家を営む肖芳有さんは、今年で52歳。小さい頃、小児麻痺にかかったことがあります。そんな彼に、地元政府が無料でネーブルオレンジの苗木を提供し、栽培技術の指導と資金援助を行ったのが約10年前のこと。支援を受けた肖さんは、面積0.6ヘクタールの畑にネーブルオレンジを植えました。そして今では、肖さんの農園は、ネーブルオレンジを1万5千キロ収穫し、10万元以上を売り上げる規模にまで成長しました。
2017年に、江西省贛州市全体のネーブルオレンジの収穫量は、126万トンに達し、ジュース加工業などの関連産業を含めると、その売り上げは年間100億元以上となっています。(任春生、謙)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |