20日から21日にかけて、北京で、電気自動車の普及を目指す「中国電気自動車百人会」によるフォーラムが行われました。万鋼科学技術相は「今後、中国は電気化、スマート化に向けて、産業や技術、政策の刷新により力を入れ、新エネルギー自動車の品質向上を進めていく」と述べました。

　このフォーラムは、「世界の変革の流れを握み、質の高い発展を実現」をテーマとし、国内外の政界、産業界、研究界から約1000人が参加しました。

　万科学技術相は「現在、中国の新エネルギー自動車は車両から部品までの産業チェーンがほぼ整っている。基幹技術や部品の開発、産業化なども進展を遂げている。すべての段階で中長期的に持続させていく支援体制も整備されつつあり、自由化が広がっている」と説明しました。

　また、「中国電気自動車百人会」の陳清泰理事長は、これからの自動車について、「スマート交通、スマートシティーの基本ユニットとなり、エコエネルギー、スマート送電網、交通手段、次世代携帯電話をリンクさせる。そして数多くの新たな業種やパターンが生まれるだろう」と予測しています。（朱　森）