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国連事務総長、大量破壊兵器の脅威の深刻化を警告

2018-01-19 15:47:22     cri    

 国連のグテーレス事務総長は18日、世界平和と安定を脅かすものとして、大量破壊兵器の存在が大きくなっていると警告しました。

 グテーレス事務総長は、「朝鮮半島情勢は、世界の平和と安全が直面する最も緊迫した、厳しい課題だ」と指摘し、「日増しに深刻化する軍事衝突のリスクと、それによる想像しがたい結果を非常に憂慮している」と述べた上で、朝鮮と韓国が交流のルート、特に軍事交流のルートを再開することに歓迎の意を表し、「朝鮮が韓国の平昌冬季オリンピックへの参加を決めたことを嬉しく思う」と示しました。

 また、アメリカとロシアの信頼低下問題について、グテーレス事務総長は、「米露間の新戦略兵器削減条約が2021年に失効を迎えるが、現在のところ、削減をめぐる交渉はないようだ」と指摘しました。

 また、シリアの化学兵器使用問題について、グテーレス事務総長は、調査メカニズムについて改めて合意に達するよう安保理に求めました。ロシアが去年11月に、化学兵器禁止機関(OPCW)と国連による共同調査メカニズム(JIM)の実施期間延長を目指す決議案を否決したため、このメカニズムは停止しています。

 グテーレス事務総長は、「大量破壊兵器の脅威は軍事費の増加と、過度な兵器の所持、および地域情勢の激化によって発生するものである。それに対処するためにも、信頼の確立は非常に重要だ」と強調しました。(玉華、謙)

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