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パレスチナ解放機構、和平プロセスへの援助を呼びかける

2018-01-19 15:32:16     cri    

 パレスチナ解放機構(PLO)のサエブ・アリカット事務局長は18日、ラマッラで、欧州連合(EU)のパレスチナ駐在代表と会談した際、EUに対しパレスチナとイスラエルの和平プロセスを助ける責任を担うよう呼びかけました。

 アリカット事務局長は会談後、記者に対して、「会談の場では、着実で効果的な対策と行動を講じて、パレスチナとイスラエルの和平実現のための基本的な原則を維持するようEUに呼びかけた。これらの原則には『2国家共存構想』と『1967年時点の境界線に基づき、東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国の樹立』が含まれる」と述べました。

 またアリカット事務局長は、「アメリカがパレスチナおよび国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への財政支援を縮小したことによる不足部分を補うため、EUが援助を提供することをパレスチナは希望する。アメリカによるパレスチナへの援助の停止は現地に更なる貧困をもたらし、地域、そして世界を絶えることの無い不安定な状態と戦乱に導くだけだ」と指摘しました。

 去年12月6日、アメリカのトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認めると発表し、パレスチナはこれに強く反対しました。トランプ大統領はその後、パレスチナへの財政支援を凍結しています。(玉華、謙)

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