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熱帯が生んだ栽培技術の結晶「洪安種無し蜜柚」=海南省

2018-01-11 16:28:43     cri    
 中国の最も南に位置する海南省は「熱帯フルーツの天国」とも呼ばれています。しかし現状、現地には有名な果物ブランドが多くありません。果物という「生態資源」を、「生態産業」の長所として活用するため、海南省政府は「生態原産地製品保護」を推し進め、自主ブランドの開発に取り組んでいます。そして今、「洪安種無し蜜柚(ブンタンの一種)」が海南省の新しい看板商品になっています。

 今冬、中国国際放送局(CRI)の記者が海南省澄邁県金江鎭善井村の洪安蜜柚栽培園を見学しました。

 栽培園を経営するのは、34歳の安爍宇氏。8年前に海南大学熱帯果樹栽培学科を卒業しました。安氏は「殺虫剤は一切使わない。以前は虫がつくこともあったが、工夫して改善した。また、自主開発の有機肥料を使っている」と紹介しています。

 「洪安種無し蜜柚」の価格は一つ100元以上と比較的高価ですが、収穫するそばから完売するほど大人気です。

 「洪安種無し蜜柚」は現在、国家生態原産地製品保護審査の許可を受けた海南省唯一の製品となっています。安氏は「『蜜柚』を海外に売り出して、より多くの人々に『北緯18度』の熱帯蜜柚を味わってもらいたい」と今後の夢を語ります。(殷、謙)

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