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瀾滄江―メコン川プロジェクト、広範囲な協力体制が確立

2018-01-08 16:03:13     cri    
 中国の瀾滄江を上流とし、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムを経て海に流れ込むメコン川。2014年に行われた第17回中国・ASEAN首脳会談で、李克強首相が瀾滄江―メコン川プロジェクトという共同開発計画を打ち出し、流域各国も前向きな反応を示しました。

一昨年の3月、初めてのリーダー会議で実行が決定され、この瀾滄江―メコン川プロジェクトは、政治的安全、経済の持続可能な発展、社会文化を3本柱とし、相互連結、生産、越境経済、水資源、農業・貧困対策という5つの分野を優先的に展開していくという『3+5体制』が確立しました。そして2年足らずで協力体制がほぼ完成し、今は育成段階から成長段階へと進んでいます。

 このプロジェクトは、流域各国に確かな成果をもたらしています。経済面では、中国と他の5ヵ国それぞれとの貿易が急速に拡大しており、去年1月から10月までの貿易総額は前年同期比15.6%の1775.7億ドルとなりました。農業面では、6ヵ国は4件の早期実施事業を本格的に展開したほか、プロジェクト実施用の特別基金1378万元を獲得しました。貧困対策では、6ヵ国で作業グループを立ち上げ、「東アジア貧困解消イニシアチブ」を推進し、流域各国で様々な取り組みを展開しています。このほか、中国・ラオス間鉄道の基礎工事が行われ、中国・タイ間の鉄道建設が始まり、また中国の投資によるベトナム龍江産業パークやカンボジアのシアヌークビル港での経済特別区の建設事業なども進められています。

 瀾滄江―メコン川プロジェクトは、流域6ヵ国の努力、話し合い、共同建設、共有を基礎に、互恵共栄と協力ウィンウィンを趣旨として、運命共同体を構築して各国国民に末永く利するものです。(怡康、森)

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