フランスの首都パリにある中国文化センターで4日、中国の改革開放40年を記念した写真展「変遷」が開幕しました。この文化センターで今年初めて開かれる展示会であり、カメラマンの朱憲民氏が撮影した写真50点が展示されました。現代中国の絵巻のように、中国人の暮らしや改革開放から40年間の歩みがいきいきと再現されています。

　開幕式で、パリ中国文化センターの厳振全主任は、「この40年間、中国は著しい発展や変化を遂げてきた。中国共産党の指導により進められた改革開放は、中国の国民に確かな恩恵をもたらしている。改革開放は、発展や進歩をする上で必須の道であり、また中国の夢を叶える上でも必須の道である。数10年かけて探り出した発展の経験を世界各国と共有し、人類の運命共同体の形成に取り組み、より繁栄し安定した美しい未来を切り開いていく」と述べました。

　中国の黄河沿いの中原地方で生まれ育ったカメラマンの朱憲民氏は、故郷の様子やそこに暮らす人々を写真に収めて、昔ながらの風情や人情味を伝えています。この写真展は、今月30日まで開催されます。（Lin、森）