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米『サイエンス』が選ぶ10大成果、重力波観測がトップに

2017-12-22 15:50:56     cri    

 米科学誌『サイエンス』は21日、今年の科学10大成果を発表しました。そのトップには、人類が初めて重力波の観測に成功したことが選ばれています。

 『サイエンス』の編集者は、「このような激しい事象の完全な様子を観測できたことは、天体物理学に変革をもたらす可能性がある」と述べています。

 重力波は、ブラックホール、中性子星などの衝突で出来た時空のさざ波で、石が水の中に落ちることで生じる波のようなものです。アインシュタインが一般相対性理論に基づいて重力波の存在を予測したのは100年前でしたが、現代の科学者が去年初めごろにようやく、「2015年に初めて重力波を発見した」と発表しました。これにより、米国の科学者3人が2017年のノーベル物理学賞を受賞しました。『サイエンス』誌は去年の特集でも、重力波発見を科学成果のトップに選出しています。

 なお、『サイエンス』誌が選ぶ今年の科学10大成果には、重力波の観測のほか、新種の類人猿の発見、遺伝子の組み換え、広域スペクトル抗癌剤、遺伝子療法の活用などが選ばれています。(玉華、謙)

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