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21日、北京で、「新時代・新経済」をテーマとするフォーラムが開かれました。このフォーラムに出席した著名な経済専門家や政府関係者の多くが、「今後、中国ではGDP成長率に対する注目が薄まり、発展モデルの転換や経済構造調整、発展の原動力の転換などの措置を通じた、質の高い経済発展を推進していくだろう」との見方を示しました。
中央経済活動会議によりますと、中国は「高品質発展」における指標、政策、標準、統計の各システム、実績評価、政府実績評価の形成加速を推進し、制度環境の建設と完備を目指すとしています。国家統計局のチーフエコノミストである盛来運氏は、「今後の発展を考えれば、GDP成長目標の適度な引き下げが、構造調整とモデル転換をメインに据える上で有利にはたらくだろう」と示しています。
高品質な発展の展開について、中央財経指導者グループ弁公室の楊偉民副主任は、「高速発展から高品質発展に変わるためには、発展方式、経済構造、成長の原動力の3つの面から転換を図らなければならない」と指摘しています。楊副主任はまた、「高品質発展の段階においては、消費が成長の主要な原動力になる可能性がある。それでいて、中レベル・ハイレベルの個性化と多様な消費が主流になり、中所得者が消費増加の主体になる可能性がある。産業面では、新産業、新商品、新技術、新業態にさらに頼り、発展を推進する必要がある。産業チェーン、バリューチェーンはある程度整い、中レベル・ハイレベルに集中して、グリーン、低炭素、循環型といった産業に基づいた推進がされなければならない。また、科学技術、人材、情報、データなど、生産に関する新たな要素を基礎にする一方で、労働、資本、土地、資源、エネルギー、環境など伝統的な要素の効率向上を図らなければならない」と話しています。(RYU、謙)
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