中国共産党と国務院が主催した2017年中央経済活動会議は「高品質の発展を図ることは当面と今後一時期において、発展に対する考えを確定し、経済政策を制定し、マクロコントロールを実施する根本的な要求だ」と述べました。これに対し、海外のアナリストや報道機関は、中国がサプライサイドの構造改革を主として、経済の質と量の改革を推し進め、経済イノベーション力と競争力を強めるためにしっかりした基礎を作るとして高い関心を寄せています。

　印度のメディアライブミント（Livemint）は、「中国の中央経済活動会議は高品質の発展を促し、重大なリスクを防ぐことを重要な課題としていた」と見ています。韓国のメディア・イーディリー（edaily）は「中国政府は経済発展の優先目標を成長率からグリーン成長、バランスのとれた成長に転換した」と報じました。

　国連貿易開発会議経済担当の梁国勇氏は「三つの変革は中国経済の未来にとって非常に重要だ。品質の変革は、経済成長が総量優先から品質を総量と同様に重視する意味で、効率の変革は、経済成長を図るには要素投入への依存から技術の進歩や生産性向上に頼ることへの転換を意味する。また、動力の変革は、サービス業及び技術や新製品などが経済成長を推し進める上で大きな役割を果たしている」との見方を示しました。（朱　KOKUSEI）