16日、北京で、中国の馬凱副首相と英国のフィリップ・ハモンド財務大臣の共同主宰により、第9回中英経済財政金融対話が行われました。

　この中で馬副首相は、「英国と大使クラスの外交関係を始めて今年で45年になり、両国の実務的協力へ新たなチャンスが訪れている。双方はこうしたチャンスをしっかり捉え、エネルギー協力を推進し、インフラ整備での協力で新たな一歩を踏み出す。また貿易や投資協力を深め、産業とイノベーション協力を切り開き、プロジェクト『Made　in　China2025』と英国の産業戦略を結びつけていく。そして『一帯一路』の枠組みで実務的協力を強化し、第三市場との連携を探り、金融面での協力や人民元の国際化を推進し、国際問題における連携を強めて、グローバル経済の回復を維持し続けて行く」と表明しました。

　また、ハモンド財務大臣は「中国共産党第19回全国代表大会で、これからの中国の発展へ壮大な計画が打ち立てられた。英国は『一帯一路』を支持し、今後も中国とともに新たなチャンスを捉え、各分野で実務的協力を推進し、英中関係の『黄金時代』を築いていきたい」と語りました。

　今回の対話では、マクロ経済や貿易投資、産業戦略、金融改革や発展、「一帯一路」に関する踏み込んだ話し合いが行われ、互恵協力の成果として72項目について合意に達しています。（ミン・イヒョウ　森）