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「金の名刺」四川省楽山の埋木ミュージアム

2017-12-14 13:35:40     cri    

 四川省楽山ー峨眉山の観光ルート上にある蘇稽鎮。千年以上の歴史を誇り、埋木の彫刻や収集、研究、展示を一つに集め、中国最大規模の埋木ミュージアムとなっています。これらの作品は、四川省の歴史や文化をアピールするものです。楽山の埋木について、多くの専門家や学者は、国宝であるパンダ、金砂の遺跡(四川省成都市にある殷周時代の遺跡)、三星堆遺跡(四川省広漢市)に並ぶ「四川4大名物」と呼んでいます。そしてこのミュージアムは、四川省の観光における「金の名刺」と言われています。

 ミュージアムは独自の資源を活かしたもので、中国の伝統である鮮やかな木彫芸術や、中国の歴史、仏教、伝統、民間それぞれの文化を結びつけ、見所あふれる芸術品を展示しています。このうち、中国の四大名著である「三国志演義」「水滸伝」「西遊記」「紅楼夢」をテーマにした大きな木彫の作品は、作りの細やかさやダイナミックな迫力で見学者を驚かせています。また今年、中国の傑作といわれる「五百羅漢堂」を完成しましたが、これは仏教の歴史におけるマイルストーンになりました。ここの作品の特徴は、埋木の自然さに、中華民族の各種の民間芸術に数百年ないし数千年受け継がれる伝統的な技法や庶民文化を注いだことです。職人たちが、埋木特有の色や質感、光、また古風さや上品さ、石のような風格を生かして、引き締まりや透明さ、透かし、美しさ、偉大さ、巧妙さをアピールし、鮮やかな作品としています。(殷、森)

(写真提供:中国共産党楽山市市中区委員会宣伝部)

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