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600年を振り返る「呉門絵画展」が開催=中国美術館

2017-12-08 14:27:19     cri    


唐寅の中国画『双鑑行窩図』

 中国美術館、中国共産党江蘇省委員会宣伝部、江蘇省文学芸術界連合会の共催による「600年を振り返って―明代から当代までの呉門絵画展」が11月30日に中国美術館で開催されました。

 「呉門」画派は中国の明代中期の絵画流派です。その代表人物である沈周、文徴明、唐寅などは呉郡(現在の江蘇省蘇州市)出身の人であったため、これらの画家から構成される絵画流派のことは「呉門」画派と呼ばれています。

 今回の展示会では164点の作品が展示されました。そのうち明・清代の作品は29組合計71点が含まれ、すべて故宮博物院が収集した逸品です。特に明代四大家(明代画家の沈周、文徴明、唐寅、仇英の4人)、清代初期の「四王」(清代初期の画家の王時敏、王鑑、王翬、王原祁の4人)などの作品もあります。そして近現代の作品18点、現代作品75点も出展されています。

 蘇州は歴史が長く文化的な古城です。今回の展示会は、これまでの中でも蘇州美術作品の北京における一番重要な展示会として、明・清代から現代までの蘇州美術の優れた作品を展示しています。

 見学者の陶さん(40代、男性)は取材に答えた際、「私も蘇州の出身だ。今回は同じく蘇州出身の芸術家の作品を見て、特に明・清代の貴重な作品を見ることができて、とても嬉しかった」と話してくれました。

 同展示会は12月10日まで開催されます。(取材:李陽、チェック:星)

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