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国連環境計画(UNEP)は5日、中国河北省の塞罕壩営林場の建設者が、国連最高 の環境賞である「地球大賞」の「激励と行動賞」に選ばれたことを発表しました。
塞罕壩営林場は河北省の北部に位置する、敷地面積9万3000ヘクタールの営林場です。かつては過度の伐採により土地がやせ、そのため、北方の砂漠から吹き込む風や砂ぼこりは遮られることなく北京にまで届いていました。こうした状況を受け、塞罕壩営林場では1962年から植樹を開始しました。そして3世代にわたる努力を経て、約7万5000ヘクタールの人工林が作り出されました。現在、この地域の森林カバー率は11.4%から80%にまで引き上げられ、この人工林からは毎年、北京と天津にクリーンな水1億3700万立方メートルが供給されるとともに、約54万5000トンの酸素が放出されています。
営林場の責任者である劉海瑩氏は、「この賞は、営林場の建設者の50年余りにわたる努力を評価するものだ。今後、エコ文明の建設を続けさえすれば、塞罕壩営林場のような『グリーンの奇跡』はさらに多く実現することだろう」と述べました。(玉華、謙)
賞式で挨拶する国連環境計画のソルヘイム事務局長
営林場OBの陳彦嫻氏による代表スピーチ
授賞式の様子
2017年度の地球大賞受賞者一同
営林場のストーリーを語る3人の代表
営林場を代表して賞を受けるOBの陳彦嫻氏(中央)と、場長の劉海瑩氏(左)、副場長の于士涛氏(右)
国連環境計画(UNEP)は5日、中国河北省の塞罕壩営林場の建設者が、国連最高 の環境賞である「地球大賞」の「激励と行動賞」に選ばれたことを発表しました。
塞罕壩営林場は河北省の北部に位置する、敷地面積9万3000ヘクタールの営林場です。かつては過度の伐採により土地がやせ、そのため、北方の砂漠から吹き込む風や砂ぼこりは遮られることなく北京にまで届いていました。こうした状況を受け、塞罕壩営林場では1962年から植樹を開始しました。そして3世代にわたる努力を経て、約7万5000ヘクタールの人工林が作り出されました。現在、この地域の森林カバー率は11.4%から80%にまで引き上げられ、この人工林からは毎年、北京と天津にクリーンな水1億3700万立方メートルが供給されるとともに、約54万5000トンの酸素が放出されています。
営林場の責任者である劉海瑩氏は、「この賞は、営林場の建設者の50年余りにわたる努力を評価するものだ。今後、エコ文明の建設を続けさえすれば、塞罕壩営林場のような『グリーンの奇跡』はさらに多く実現することだろう」と述べました。(玉華、謙)
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