李克強首相は現地時間27日正午、ブダペストで開かれた第6回中国・中東欧首脳会合に出席した後、ハンガリーのオルバン首相、ブルガリアのボリソフ首相と合同記者会見を行いました。

　李首相は、「中国と中東欧諸国の協力は豊かな成果をあげており、多くの面で予想を上回っている。今年1～9月、双方の貿易額は14.1％と大幅な増加を見せた。また、ここ5年間、中国の対中東欧諸国投資は2倍以上増えたほか、中東欧諸国を訪れた中国人観光客の人数も3倍以上増加し、約100万人に達している」と述べました。

　李首相はまた、「中国経済は引き続き中高速の成長スピードを保ち、ミドルエンドからハイエンドへ向かって歩みを進めている。これは、良質でパーソナライズされた製品に対する市場の需要がますます多くなっていくことを示すものだ。今後5年の間には、外国製品の輸入高が8兆ドル以上、アウトバウンドの観光客数が延べ7億人以上に達する見込みだ。こうした動きは、『16＋1協力』にさらに大きなチャンスをもたらしていくだろう。中国は中東欧諸国からより多くの良質な製品を輸入すると共に、より多くの中国人観光客が中東欧諸国を訪れることを奨励していきたい。そして、中東欧諸国が中国の巨大市場で自らの立ち位置を確立するだけでなく、より大きな成果を上げるよう期待している」と述べました。（玉華、む）