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日本宇治市代表団、福建省で「黄檗宗」の祖庭を訪問

2017-11-27 15:01:16     cri    

 日本宇治市日中友好協会の矢野友次郎事務局長をはじめとする宇治市友好訪問団の一行24人が福建省福清市と京都府宇治市の友好増進と「黄檗文化」をめぐる両国の民間交流を促進するため、26日、福建省福清市を訪れました。

 福清市は中国の高僧隠元の故郷です。17世紀、福清黄檗山の万福寺の住職・隠元が招きに応じ日本に渡りました。日本に着いた隠元は仏教を教えるだけでなく、建築や彫刻、茶道、飲食、医薬など中国の文化も伝え、江戸時代の日本社会に深い影響を与えていました。隠元は自らの故郷への愛を込めて、京都宇治で新たに建てた寺院を「黄檗山万福寺」と名づけ、「黄檗宗」を開宗しました。

 宇治市友好訪問団はこの日、福清市漁渓鎮に位置する「日本黄檗宗祖庭」である万福禅寺を訪問しました。両国の人々は、隠元記念堂で隠元の像の前で拝み、中日の民間友好や文化交流のために貢献した隠元を偲びました。

 両国の関係者は同日午後、福清市で交流茶会を開き、宇治市は抹茶、福清市はウーロン茶を使ってそれぞれ茶道を披露したほか、観光のお勧めコーナーや交流も行いました。

 参加者らは、「福清市と宇治市の友好往来の歴史は長い。隠元の渡日によって、この両都市が結ばれた。双方はこのご縁を大切にし、共に黄檗文化を発揚し、民間の友好関係を促進していくべきだ」と話しました。(藍、kokusei)

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