国連環境計画（UNEP）はこのほど、中国のグリーン金融システムの構築に関する最新のレポートを発表しました。

　これによりますと、中国はグリーン金融について世界をリードする立場となったとしています。「中国は、国内政策の制定や国際的な牽引力について実質的な進展を収めたうえ、世界のグリーン債券市場の発展への原動力となった。また、国内の多くの地方で開発基金を設立し、浙江省、江西省、広東省、貴州省、新疆ウイグル自治区をモデル拠点として、地域の特性を生かしてそれぞれグリーン金融開発のあり方を模索している。また、中国政府と産業界は対外投資の際に環境保全を重視するようになり、グリーンな産業チェーンを築いている」としています。

　このレポートは、UNEPと中国中央財経大学が共同作成したもので、地球温暖化対策に関する国連の会議「COP23」の開催に合わせて発表されたものです。 （ジョウ、森）