20171115news3
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李克強首相は14日、フィリピンの首都マニラのフィリピン国際コンベンションセンターで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)+ 3(中日韓)首脳会議に出席しました。
李首相は「世界経済は好調で、貿易も回復基調にあり、改善に向かっている。中日関係と中韓関係はASEAN+3協力に新しい機会をもたらしている。一方で、世界経済の均衡は取り戻されておらず、台頭するアンチ・グローバリゼーションと保護貿易主義、地域問題が課題となっている」と指摘しました。
東アジア経済共同体の構築について、李首相は「地域経済の統合を促進し、ASEANの中心的地位を堅持し、ASEAN諸国に中国、日本、韓国の3カ国を加えた協力(ASEAN+3)を主要ルートに、ASEAN諸国と中・日・韓のそれぞれとの協力(ASEAN+1)を基礎として、中日韓、瀾滄江-メコン川、ASEAN東部成長エリアなどのサブ地域協力を補填とする。域内諸国は市場開放を拡大し、サービス貿易と投資の自由化・簡易化のレベルを向上させるべきである。中日韓自由貿易交渉を加速させ、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉を積極的に推進し、東アジア通関効率化協力メカニズムを構築することで税関協力を強化する必要がある。また、クロスボーダー電子商取引のための環境作りを進め、生産能力と投資に関する協力の拡大を通じて、互恵共栄の産業チェーンを構築し、ASEAN+3中小企業サービス連盟を創設する」と示したほか、さらに「インフラ整備協力を拡大し、相互連結ネットワークを建設し、東アジア相互連結全体計画の制定を検討し、陸・海・空・サイバー空間を統合した連結を推進していく。アジアインフラ投資銀行、シルクロード基金、アジア金融協力協会の役割を十分に発揮させ、域内の金融システムのセキュリティネットワークを構築して、人的・文化的交流と観光の協力を拡大させるべきだ」と述べました。(ジョウ、謙)
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