東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議のためにフィリピンのマニラを訪問中の李克強首相は、現地時間14日午前、滞在先のホテルで欧州理事会のトゥスク常任議長と会談しました。
李首相は「中国と欧州連合(EU)は、どちらも世界の平和と安定を維持し、経済の発展と繁栄を促進する重要な力である。現在、双方は発展の重要な時期に入っている。相互尊重、平等、協力を堅持し続け、中国・EU指導者会合のコンセンサスを実行に移し、投資協定交渉を推し進め、人的・文化的分野における対話と交流を強め、双方の関係と協力の発展トレンドを保っていきたい」と期待を寄せました。
これを受けて、トゥスク議長は「双方の関係は内容が豊富で、協力が順調に進められている。EUはコンセンサスを実行に移し、経済貿易関係をさらに改善させ、人的・文化的交流を密にし、地域と国際問題の解決における協力を強化することを望む。中国と中東欧国家の協力が、欧州一体化プロセスにも良い効果を与えるよう期待する」と示しました。
双方は他にも、共に関心を寄せる地域問題をめぐって意見を交わしました。(殷、謙)
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