中国外務省の13日の記者会見で、耿爽報道官は「最近、インド太平洋戦略についての関連発言と動きには注目している。関係各側が策定した政策と講じられ行動が時代の潮流に順応し、地域の平和と繁栄、安定の維持に役立つことを期待する」と指摘しました。

　最近日本とアメリカは、インド太平洋戦略について何回も言及し、さらにアメリカ、日本、インド、オーストラリアの4国が首脳レベルの戦略対話メカニズムを構築するよう期待すると表明しました。日本の菅義偉官房長官も13日、「インド太平洋戦略について賛同が得られれば、中国を含む各関係側と協力を進めていきたい」としました。

　これに対し、耿爽報道官は「関係側が打ち出した提案と主張は開放的で包容性のあるものでなければならないし、また各側の協力・ウィンウィンの促進にプラスになるものでなければならない。政治化と排他的な考えを避けるべきだ」と表明しました。（任春生、kokusei）