国連安全保障理事会は31日、武力衝突の際には未成年者を守るように、との議長声明を発表しました。

　これによりますと、衝突の際関係各方面は速やかに滞りなく未成年者に人道的な援助を行い、国連の関係部門や、それに協力する組織の活動を尊重するようにと呼びかけています。

　安保理は、武装グループに対し、未成年者の殺害や性的暴行、拉致、学校や病院に対する襲撃などといった行為を非難し、「こうした行為は直ちにやめて、未成年者を保護する特別な措置を講じるべきだ」としています。そして、国際法に定められている義務を果たすべきであると強調しています。

　また、安保理は「武力衝突で被害にあった未成年者に対して、社会に復帰し日ごろの生活を取り戻せるように、適切に支援をするべきだ」と強調しました。（殷、森）