国防省の任国強報道官は、26日に行われた定例記者会見で、「新たな国際軍事協力の場作りに力を入れ、新時代の国際軍事協力事業を新しいレベルに引き上げていく」と中国の姿勢を示しました。

　任報道官は、このほど、中国国務委員を務める常万全国防相が率いる代表団が、中国・東南アジア諸国連合（ASEAN）国防相非公式会合（10＋1国防相会合）、ASEAN国防相拡大会議（10＋8国防相会議）に参加したことを紹介したうえで、中国軍の今後の取り組みについて、「アジア太平洋諸国を含めた世界各国の軍隊との相互理解と信頼、域内の多角安全対話協力メカニズムを促すため、引き続き友好交流と実務協力を深めていく」と述べました。

　さらに、「新時代における国際軍事協力事業のレベルアップを目指して、中国は、国際軍事協力の新たな場作りに積極的に取り組み、新たな国際関係や人類の運命共同体を構築していく」と強調しました。（朱、星）