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中国新疆、ここにはカザフ族が古くから定住しています。
広々とした草原で暮らすカザフ族の人には、羊や牛を飼う遊牧民としての面だけでなく、狩猟の達人としての一面もあります。カザフ族の狩猟生活には猟犬のほかに、タカの存在が目立ちます。
タカは唯一、太陽を見つめられる鳥であり、青空に飛ぶ究極のハンターだと信じられてきました。600年以上前から、カザフ族の人はタカを操ってオオカミを捕えていたと伝えられています。
狩猟用のタカはウサギやキジなどを易々と捕えるほか、モウコガゼル、シベリアノロジカ、タヌキなどの大きな動物を捕えることもあります。
タカによる狩猟は、カザフなどの民族が行う、独特の狩猟方式です。冬になると、カザフ族のたくましい猟師たちは駿馬に乗り、腕にタカを乗せ、猟犬に導かれながら、山中や草原を駆けます。
現在、タカを狩猟に用いる人は少なくなってきていますが、カザフ族では伝統として、しっかりと伝えられているのです。(ZHL、謙)
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