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中国共産党第19期中央委員会第1回全体会議(一中全会)において新たに中央政治局常務委員に選出された、中国共産党中央委員会総書記の習近平氏、中国共産党中央政治局常務委員の李克強氏、栗戦書氏、汪洋氏、王滬寧氏、趙楽際氏、韓正氏が25日、人民大会堂で、第19回党大会を取材した国内外の記者らと会見しました。
習近平氏は記者会見で談話を発表し、「中国共産党第19回全国代表大会の開幕以降、165の国の452の主要政党から、合わせて855通の祝賀のメッセージが届いた。そのうち、814通が国家元首、政府首脳、政党、重要組織や機関の指導者から送られたものだ」と明らかにした上で、中国共産党中央を代表して心からの感謝の意を表明しました。
そして、党の全ての同志が中国共産党中央の新たな指導者を信任したことに心からの感謝の意を示した上で、「職責を全うし、勤勉に活動し、使命を果たし、期待に背かない」しました。
習氏はまた、「長期にわたる努力を経て、中国の特色ある社会主義は新時代に入っている。新時代には新たな気風と新たな貢献がなければならない。これからの5年間は、中国が『2つの100年』目標を実現する節目の時期である。1つ目の100年目標(中国共産党創設から100年、すなわち2021年までに、小康社会=いくらかゆとりのある社会を実現する目標)を達成し、2つ目の目標(新中国誕生から100年、すなわち2049年までに、富強、民主、文明、調和のとれた社会主義現代化国家を実現する目標)の本格的な実現段階がスタートする」と述べ、さらに、「2018年に改革開放40周年を迎える。改革開放は現代中国の運命を決定する要だ。中国共産党はこれまでの経験を総括し、国家ガバナンスシステムとガバナンス能力の現代化を推進し、一貫して改革を深化させ、開放を拡大させるとともに、改革と開放を互いに促進させ合い、補い合わせることで、さらに輝きが増すようにする」と語った上で、「中華民族の偉大な復興は、改革と開放のプロセスによって必ずや実現するだろう」との確信を示しました。
今後5年間の新しい目標については、「2019年に中華人民共和国は成立70周年を迎える。中国は新しい発展理念を貫き、経済の持続的かつ健全な発展を推進して、中国人民と各国の国民に実利をもたらしていく」として、「引き続き第13次五ヵ年計画(十三五)の各任務を遂行するとともに、今後の発展に向けた新しい計画を立て、各事業の全面的な発展を推進していく」と述べました。
習氏は続けて、2020年をめどに小康社会を全面的に築き上げる中国の目標を重ねて強調し、「小康社会の全面的な構築においては、1人も漏らしてはならない。豊かな暮らしを共同で求める道においては、1人も置き去りにされてはならない。我々は断固として貧困脱出の難関を突破し、約束を果たせるよう確保する。我々は人々の美しい生活への憧れという奮闘目標をしっかりと銘記し、人民を中心とする発展の理念を堅持して、国民生活の改善と保障を全うするための各種の仕事に取り組む。人民の獲得感、幸福感および安心感を絶えず向上させ、全ての人民の生活を共同で裕福なものにするために引き続き邁進していかなければならない」と語りました。
さらに、「中国共産党は2021年に設立100周年を迎える。中国共産党は、中華民族の末永い偉大な事業に目を向けており、100年目は最盛期に当たる。中国共産党は、いつまでも活気を保ち、永遠に人民の公僕、時代の先駆者、民族の支柱であるべきだ」との考えを示し、「党の管理を全面的に厳しく実施する道は、永遠に続く」と強調し、「清廉潔白な気風に満ちた政治環境の構築に力を入れ、党全体の強いプラスエネルギーをもって、中国の発展と進歩を促す社会全体の強大な力を束ねていく」と述べました。
その上で、「中国共産党と人民は苦難を乗り越えた経験から、平和の大切さや発展の価値をよく知っている。中国人民は自信とプライドを持って、国家の主権と安全、発展の利益を断固として維持し、各国国民と共に人類の運命共同体構築を積極的に推進し、人類の平和と発展の崇高な事業により大きく寄与していく」と強調しました。
習近平氏は最後に、「百聞は一見にしかずという言葉の通り、記者の皆さんが中国をよく見て、歩いて、第19回党大会後の中国の発展と変化に引き続き注目し、より全面的に中国を理解し、報道することを歓迎する。過分な褒め言葉よりも、客観的な紹介と有益な意見を、一貫して歓迎する」と語りました。(怡康、謙)
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