米国が国連安全保障理事会において、化学兵器禁止機関と国連によるシリア化学兵器協力調査メカニズムを技術的理由で延期する決議草案を発表したことを受け、外務省の耿爽報道官は23日の定例記者会見で、「化学兵器問題において、中国は一貫して明確な立場にある。いかなる国家や組織および個人が、いかなる情況で、いかなる目的で化学兵器を使用することにも反対する」と述べました。

　また、耿報道官は、「中国は、関連組織が安保理の決議に基づいて、シリアの化学兵器使用事件において公正かつ客観的な調査を展開することを支持する。各側が安保理の団結の下、シリア化学兵器問題の適切な解決のための良好な条件づくりを行うよう望む」と述べました。