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「Panda杯全日本青年作文コンクール2017」の表彰式が17日に北京で行われました。中国外国語出版発行事業局の方正輝副局長、主催側である人民中国雑誌社の陳文戈社長、および20人からなる日本の訪中団が参加しました。
方正輝副局長
方正輝副局長は挨拶で、「皆さんの作文の中には、中国に対する独特な見方と中日関係への理性的な考え方が見られた。今回の訪問を通じて、中国の発展のスピードを感じながら、中国文化への理解を深めてほしい」と語りました。
陳文戈社長
陳文戈社長はインタビューに答えた際、「コンクールの応募者は年々増えており、今年は史上最多となった」と明らかにした上で、「中日関係を発展させていくためには民間交流、特に若者の交流を推進することが重要である。若者は中日交流の未来を担っている」と強調しました。
和﨑春日理事
訪中団の団長を務める日本科学協会の和﨑春日理事は「日中両国の若者たちが交流できるようなプログラムを発展させていきたいと強く願う。例えば、日本科学協会は今後、中国で日本語を学ぶ学生たちに日本語学の論文を書いてもらい、優秀賞の受賞者を日本に招待することを計画中である。両国の若者が交流し、一緒に日中の友好関係を深めていきたい」と述べました。
加藤亜衣さん(左)
また、受賞者の加藤亜衣さんは「中国に来たのは今回が2回目。初めて来たのは去年で、その時のエピソードを今回の作文に書いた。賞をいただき、とても感激している。今回の旅をきっかけに、中国のいろいろな面を見てみたい」と話しました。
石塚諒平さん(中央)
同じく受賞者の一人で、中国は5回目という石塚諒平さんは「カナダに留学した時、中国人の友だちが大勢できた。日本人は中国に対してあまりしっかりとしたイメージを持っておらず、メディアの情報を鵜呑みにしている現状があるので、そこを自分が改善できたらと思い、今回のコンクールに応募した。これからは周りの一人ひとりに、自分が体験したことを伝えていき、少しでも改善の手助けができればと思って頑張っていきたい」と述べました。
記念写真
Panda杯全日本青年作文コンクールは2014年に始まったもので、4回目となる今年は「@Japan わたしと中国」をテーマに16歳から35歳までの日本在住の日本人を対象に作文を募集しました。応募された498点の作品から優秀賞10人、入選5人、佳作40人が選ばれました。優秀賞受賞者と入選者の合わせて15人を含む訪中団一行は17日から一週間にわたり北京、天津、南京、上海を訪問する予定です。(取材:李陽、張強)