18日に開催される中国共産党第19回大会を前に、フランスの元政府高官らは中国国際放送局記者のインタビューに答え、大会の動きを注意深く注目していきたいと表明しました。また、この5年間、中国が収めた外交成果や平和の発展の道、互恵共栄の理念を高く評価したうえで、フランスと中国の関係発展に期待を示しました。

　ラファラン元首相は、「中国共産党第18回大会開催以来、習近平国家主席を核心とする共産党中央は中国を率いて巨大な成果を収めた。これはただ中国の人々に福祉をもたらしているだけではない」としたうえで、習主席が言った「一本の木は林にならない」という言葉を引用し、「中国の指導者は広い視野に立って、ほかの国や地域と交流・協力を強化し、発展のチャンスを共に享有する意欲がある。現在、中国は世界において重要な外交の力や世界平和を促進していく中堅の力となっている」と指摘しました。

　また、ファビウス元外相は「私たちは、中国が調和の取れた発展を引き続き推し進め、バランスの取れた世界に寄付していくことを期待している。私は、かつて中国の友人たちと一緒に環境問題や気候変動に対応していた。今後もこの分野において共に行動していきたい」と述べました。

　このほか、取材を受けたグールドモンターニュ元中国駐在大使は、「中国共産党第19回大会で行われる重要な政策に注目したい。中国はフランスの重要なパートナーである。中国は世界で重要な役割を果たすことに期待し、国連安保理の理事国である中国とフランスは今後の平和と繁栄のために、手を携えて努力していくことを望んでいる」と述べました。（藍、kokusei）