イランのザリフ外相は7日、イランがサウジアラビアと対話と外交的接触を再開する考えだと表明しました。

　イランのタスニム通信はザリフ外相の話を引用し「現在、イランもサウジアラビアも外交的接触の再開を望んでいる」と報道しました。

　ザリフ外相は「イランはサウジアラビアと双方の食い違いをめぐって意見を交わしたい。双方はともに両国の今日のような関係を維持していくべきではないと認識している」と述べました。

　イラン外務省は9月3日、声明を発表し「両国はそれぞれ外交代表団を派遣し、相互訪問を行う予定となっているが、ただ、それぞれ相手国にある自国の元大使館と総領事館を訪れることにとどまる」と明らかにしました。

　サウジアラビアは2016年1月、シーア派の人1人を含むテロ容疑者数人を処刑したため、イラン人の抗議を引き起こしました。その後、在イランサウジアラビア大使館と総領事館はイランの人々の襲撃を受け、両国は断交しました。（殷、kokusei）