20170930news4
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外務省の陸慷報道官は29日、朝鮮半島情勢に関する質問に答えた際、「米国が重ねて表明した四つの『求めない』原則を認め、それを具体的な行動へ移すよう希望する」と示すとともに、朝鮮と向き合って進んでいくことを希望しました。
米国のスーザン・ソーントン国務次官補代行は28日、参議員銀行業委員会の公聴会で「米国が朝鮮にプレッシャーをかける目的は、朝鮮を交渉のテーブルに戻すことにある。米国の対朝鮮戦略は明確なもので、政権交代や政権崩壊を求めず、南北統一の加速を求めず、停戦協定の軍事境界線より北に軍隊を駐屯させる口実を求めず、朝鮮国民が受ける苦痛を深刻化させることを求めない」と話しました。
これについて、北京での定例記者会見でコメントを求められた陸報道官は、「朝鮮半島問題について対話と協商による解決をすべきだという前向きなシグナルを、関係側が発信していることを評価する」として、「中国は米国が重ねて表明した『四つの求めない』原則を認める。これら原則を具体的な行動に移すよう望むと同時に、朝鮮に向き合って進んでいくことを希望する」と述べた上で、各側が誠意を十分に表し、対話に向けた条件を積み重ねて、和平交渉のきっかけを作っていくことに期待を示しました。(ヒガシ、謙)
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