第１５回アジア芸術祭のシリーズイベントである「瀾滄江（らんそうこう）・メコン川文化フォーラム」が２４日、浙江省寧波市で開催されました。

　フォーラムで、中国の雒樹剛文化相をはじめ、タイのパティマプラゴーン副首相や、ラオス、カンボジア、ミャンマー、ベトナムの文化担当閣僚らが、瀾滄江・メコン川流域の文化交流や協力について、それぞれ基調演説を行いました。

　中国の雒文化相は演説で、「この地域での文化交流や協力の展開は、アジアの運命共同体構築という流れに合ったものであり、アジアの文明や発展、繁栄につながるものだ」と語りました。その上で、今後の取り組みについて、「『一帯一路』の文化の整備や、東南アジア諸国連合（ASEAN）、および各国との文化協力に効果的に結びつけていく」という提案を打ち出しました。

　また、フォーラムで、「寧波宣言」が採択されました。６か国の閣僚や代表が、「交流や協力を進めて、文化を絆として国民間の相互理解や信頼を深めていく」ということで意見が一致しています。（非、森）