王毅外相は20日、ニューヨークで、国連安保理PKO改革ハイレベル会合に出席しました。

　王外相は発言の中で、「現在、国連平和維持活動が新たな問題と課題に直面している。中国政府は、権限を充分に履行するためにも、平和維持活動に対する合理的かつしかるべき改革を支持する。平和維持活動の改革は、主権の平等、内政不干渉、及び紛争の平和解決などの国際関係の基本原則に厳格にのっとって行われるべきだ。平和維持活動にとって、『国連憲章』の主旨と原則はその基礎であり、政治的解決を推進することはその原則であり、パートナー関係を強固にしていくことはその後ろ盾であり、持続可能な開発の実現は理想的な解決方法と考える」と述べました。

　王外相はまた、「一部のアフリカ諸国は国家の平和と安全の維持への努力が課題に直面している。国際社会、特に国連は平和維持分野でアフリカ連合と全方位的な協力関係を強化し、アフリカ連合に適時に有効な援助を提供すべきだ」と述べました。

　王外相はさらに、「中国は一貫して、国連平和維持活動を支持し、積極的関与を行っている。これまでに、延べ約3万5000人の平和維持部隊と延べ2700人の平和維持警察機動隊を派遣している。2015年、習近平国家主席は国連平和維持サミットで平和維持活動の強化を提案、中国政府による平和維持活動支持の為の一連の措置を発表した。これらの措置は現在実行に移されつつある」と強調しました。（玉華、む）